2013年5月14日火曜日

初めまして、荻窪ビール工房です。

初めまして、荻窪ビール工房 オーナーの能村です。

去る5月9日、いよいよ(仮)荻窪ビール工房の店造りが幕を開けました。
新店長は、現在阿佐谷麦酒道場で修行中の今井です。

杉並区荻窪5-23-6

ビール類については、店併設の醸造所でつくった出来立てを楽しんでいただけます。ほかに大手ビール等も取り扱い予定。併設レストランで美味しい食事とともに楽しんでいただけます。
これまで同様、スタッフによる手造りで居心地の良い空間をつくりあげ、今年9月のオープンを目指します!


 ◇ ◇ ◇

私達の3番目の店となります。
1番目の高円寺麦酒工房は、能村夫婦でつくりあげました。
この時点では2名でした。

2番目の阿佐谷麦酒道場は、能村が半分つくった所に新クルーが加勢し、広い店舗をつくりあげました。

そして今、3番目の店です。クルーと私で11人にもなりました。
どんな店にしようか?の段階から、クルーも加わり熟考の日々です。

地域の人に愛される、自家製ビールの店。
これは永遠の目標です。いつも追求しています。
ただ単に、おいしいビールがあれば良いわけではない。
雰囲気も、居心地も、人も、味も、全て。

出店ペースが早すぎるのではないか?と心配する声がありました。
たしかに阿佐谷麦酒道場はまだ1年も迎えておらず、課題も不安もたくさんあります。
3年目に入った高円寺麦酒工房も、新しい課題がいつも出てきます。

立ち止まってじっと思考するときも必要ですし、
一方で走りながらでないと見えない景色もあります。

全クルー11人のうち正社員を一気に5人へ増やしました。
もちろん将来への投資です。そして責任ある仕事を任せていきます。
自主的に判断し行動できるように。

だから、いつまでも一から十まで指示を出しません。
そうしないとクルーはいつまでたっても指示待ち社員です。


社員は、オーナーの手足ではありません。
オーナーの分身です。
手足には一人歩きできないけれど、分身なら一人歩きできますね。
そうしたらもっと大きな事に挑戦できるかもしれないし、
もし将来独立しても心配ありません。

教えるとは難しいことだとよく聞きます。
ただ単に技術や知識を教えるのは簡単です。

街のビール屋さんの想い。歓び。使命感。
言葉足らずながらも、全員に伝えていきます。

「みんなで考えよう」というのは、一見平等で頼もしい感じがしますが、
船頭多くして船山に登る。じつはそれでは何も決まりません。
誰も責任を持ちません。

そこには責任者が必要です。時には「みんなで考える」こともあっても、それを求めたりまとめるのが責任者です。

それが出来る人材を育てるのも、とても大切な事だと思っています。
それに向けて、私自身の役割というものもまた変わっていくのを感じています。



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荻窪ビール工房にともない先週、私自身も阿佐谷から荻窪へ引越しました。
街のビール屋さんになるためには、まず自分が街の一員になること。
今度は事務所スペースもしっかり確保し、事務作業が格段にしやすくなりました。
前より日当たりが良くなって、奥さんは喜んでいます(笑)

店造りの様子や、想いを、折りにふれここに綴ってまいります。
絶対に良い店にしますよ!!

2013年5月14日 能村夏丘
(麦酒工房ホームページはこちら